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▼みすたあさん、こんにちは。
> 以前は、特定の実業団チームが、監督もろともほとんどそのまま全日本チームになっていたと聞きます。
古くからの、そして今でも新しい問題ですね。(コンビの成熟度に限らず)
> かつて中田久美さんが現役の頃「コンビを合わせるには5年はかかる」と言っておられたとか。
極端に言えば、「そこそこのコンビ」をあわせるまででしたら、30分もかかりませんよ。あのレベルの選手であれば。
問題は、「そこそこ」で勝てるのか、「究極」でないと話にもならないのかという部分です。
熟練者同士のやりとりを阿吽(あうん)の呼吸といいますが、お互いが、この場面、この状況であれば、どのように動く、どのように対処するということが、わからなければ、パーフェクトや、それ以上?のコンビにはなっていかないものです。
そのためには、試行錯誤、数限りないフィードバックが必要になります。
その意味では、単独型のほうが、熟成期間を長くとれる分、よいといえるのかもしれません。
少なくても、単独型でやってきた背景は、そこにあります。全盛期の日立の目指していたのは、日本一ではありませんでした。世界一だったのです。
企業スポーツの場合、どうしても、国内の大会の成績・評価がダイレクトにチーム運営に影響を与えます。諸外国に比べれば、非常にタイトな日程で、身体にも無理しなければ、全日本としての強化ができないわけです。
単独チームで、全日本を構成できるということは、コンディショニングを含めても、余裕ができるということになります。
>全日本に選抜されるほどの能力がある選手なら、途切れ途切れでも何ヶ月間かの合宿期間があれば一応目途はつくので
「一応目処はつく」レベルで世界と戦えるのであれば、問題ないわけです。
コンビに限らず、例えば、精神的なもの、意識レベルにしても、それぞれのチームの多くの選手は、世界で戦う意識ではやっていないので、その中で、全日本で選ばれる能力を持った選手であっても、必ずしも世界で戦う意識ではないのです。
今年の全日本は、そのために、吉原が呼ばれ、引っ張ってきたわけです。また、最終予選を勝って、選手たちがテレビ出演した際のことです。はしゃぎすぎる選手たちに、オンエア中であったにもかかわらず、中田久美が「バカ野郎」ときれたなんてことがありました。
>別に「単独型」である必要はなく、能力のある選手が複数チームに分かれて所属しているなら「選抜型」であるべし
分かれて所属しているのであれば、単独型は成り立ちません。
>あとは合宿期間をどれだけ取れるかVリーグと協会との日程調整次第である・・・
企業スポーツでやっている以上、なかなか難しい問題があります。
サッカーなどでも、大丈夫かいなと思うときがあります。
>アテネ全日本女子(もしくは皆さんが選手選抜した全日本女子チーム)と、パイオニアレッドウィングス(フールマン抜き)やNECレッドロケッツとでは、はたしてどっちが強いでしょうか?
難しい問題ですね(笑)。両方に高橋・大友がいれば、おそらく全日本が7:3、6:4で有利でしょう。
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